相続者たちは誰になる? - 農地・山林って相続ではどうなるの?

HOME » 農地や山林の相続 » 相続者たちは誰になる?

相続者たちは誰になる?


農地や山林を含む相続が起きたとき、相続者たちは誰になるのでしょうか?
そのような特殊な遺産を含む以上、都会でサラリーマンをやっているような方は相続人にならないように思えるかもしれません。
しかし相続者たちは遺産の内訳によって決まるのではありません。
これは故人との戸籍上の関係によって自動的に決まるため、農地や山林をまったく必要としない方が相続者たちに含まれる場合もあります。

実際に誰が相続人になるのかというと、故人に近しい血縁者と、故人の配偶者です。
故人の配偶者が生存している場合、その配偶者は本人が放棄しない限りは相続人に確定します。
そして残りの相続者たちは故人の血縁者のうち、より故人に近しい方から順番に相続人の候補になります。

第一順位は故人の子供や孫といった直系卑属です。
第一順位の候補者で生存している方が誰もいない場合、第二順位として故人の両親や祖父母など、直系尊属が候補者になります。
第二順位の候補者で生存している方が誰もいなければ、最後の第三順位として故人の兄弟姉妹や甥・姪が候補者となります。

このような候補者の中でもっとも優先順位の高い相手が、故人の配偶者と一緒に相続人に確定し、相続者たちとなるのです。
ちなみに各順位の候補者は1人でもいれば十分で、あとはその候補者が放棄などもしなかった場合、その方が相続人に確定します。
そのほかの候補者はもう相続人にはなりません。

たとえば故人の配偶者のほか、故人の子供が1人おり、その子供が放棄もしなかった場合、配偶者と子供1人が相続人となります。
そのほか、故人の両親や兄弟姉妹が全員健在だったとしても、その方たちはもう相続者たちには含まれないのです。

このように相続者たちは規定のルールに沿って自動的に決まるもので、相続財産の種類や内訳などとは原則関係ありません。
確定した相続者たちが誰も農地や山林を必要としなかったとしても、関係なく確定します。

そのため相続者たちにとっては、農地や山林が相続財産に含まれる場合、それをどうするかよく考える必要があります。
これらは資産の1つにはなりますが、普通の土地などと違って扱いにくく、都会のサラリーマンが相続するとデメリットが上回ることもあります。
相続するかどうか、相続したとしてどう扱うのか、事前によく考えたり、他の相続者たちとよく話し合ったりすることが大事です。

また、これら農地や山林を遺産として残すことになりそうな方は、誰が相続者たちになりそうか早めに確認しておき、もし特定の相手に農地や山林を譲りたいと思うなら、事前によく相続人の候補者と話し合ったり、法的に有効な遺言書を作成したりするといいでしょう。