農地や山林の相続 - 農地・山林って相続ではどうなるの?

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農地や山林の相続

遺産相続がスタートするのは被相続人が亡くなったその日からで、そこからいろいろなことをしなければなりません。
まず最初にやることと言えば遺産と相続人を明確にすることで、それが終わったら遺産をそれぞれ評価していき、遺産分割協議に備えるというのが一般的でしょう。

遺言書が残されている場合はその内容に沿って進めていけばいいので、裁判所での検認を終えたら記載されている内容に沿って進めていけばいいので遺産分割協議は必要ありません。
そして遺産の評価をする場合、預貯金などの現金のように分かりやすいものだけであれば遺産分割もしやすいのですが、不動産が残されている場合は評価を専門家に依頼する必要があります。

不動産を相続するときの評価についてよく疑問点にあがるのが、「農地や山林の評価はどのようにするのか?」ということです。
一般的な不動産と言えばマンションやビル、アパートなどの建物やそれらが建っている土地をイメージすると思いますが、農地や山林は財産としていまいちイメージがしにくいのは間違いありません。

まず農地についてですが、農地には純農地と中間農地、市街地農地と市街地周辺農地の4種類があります。
純農地(農用地区地域内にある農地、第一種農地または甲種農地に該当する農地)と中間農地(第二種農地)の評価は倍率方式と呼ばれる方法で評価することになっており、これは「固定資産税評価額 × 倍率=相続税評価額」で計算することができます。

そして市街地農地と市街地周辺農地は倍率方式か宅地比純方式で評価することになりますが、倍率方式は先ほど説明した計算式で、宅地比純方式とは「農地や山林が宅地であるとした場合の価額−造成費の額=相続税評価額」という計算式になります。
次に山林についてですが、山林にも純山林と中間山林、市街地山林の3種類があって、純山林と中間山林の評価方法は倍率方式、市街地山林の評価方法は「相続した山林が農地が宅地であった場合の評価額(路線価−宅地造成費に係る金額=相続税評価額」という計算式になります。

こうしてで出した評価額を基準に遺産分割協議において誰が相続人となるのかを決め、相続人が決まったら名義変更を行い、相続税がかかる場合はその申告をします。
農地や山林を相続したからと言って相続の基本である基礎控除額や配偶者控除額、相続税率に変更はありませんから、少し特殊な面はありますが相続手続き自体に大きな変化はないので安心してください。