農地の相続 - 農地・山林って相続ではどうなるの?

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農地の相続

遺産相続の対象となる財産にはいろいろなものがありますが、中には相続したあとが面倒になる財産もあります。
遺産相続と聞くと被相続人の財産が入ってくるので自分に大きなメリットがあるように思うかもしれませんが、相続の対象になる財産にはプラスの財産だけでなくマイナスの財産も含まれますし、せっかく相続してもそれをうまく活用できなければかえって負担になる可能性もあります。

たとえば遺産相続をすると相続税が発生する可能性が考えられますが、相続税率だけを見ても1,000万円以下の場合は10%、3,000万円以下15%の場合は50万円、5,000万円以下20%の場合は200万円、1億円以下30%の場合は700万円、2億円以下40%の場合は1,700万円、3億円以下45%の場合は2,700万円、6億円以下50%の場合は4,200万円、6億円超55%の場合は7,200万円となります。
つまりどれくらいの相続財産があるかによって納める税金も変わってきますから、たくさんの財産を相続したからと言って必ずしも特になるわけではないのです。

相続税率以外にも注目しておきたいのが冒頭でも言った「相続したあとが面倒になる財産」で、代表的なものが農地です。
農地は土地の一種に入りますから、評価額を出してもらってから遺産分割協議で誰が相続するのか決めるのが一般的ですが、農地は通常の土地と違って縛りが強いので相続したくないという人もけっこう多いのです。

通常の更地を相続する場合、その更地は自由に使うことができますのでマンションやビルを建設して一室を人に貸したりできますし、土地をそのまま売却することもできます。
しかし農地というのは農地法で管理されており、基本的に農業委員会を通して許可を得なければならないのです。

遺産相続に限っては特に許可は必要ありませんので、農業委員会に名義変更したことだけ連絡すれば構いませんが、相続したあとは逐一許可が必要になります。
農地を相続人自身が活用していけるのであれば相続するメリットもあるかもしれませんが、農業をやったことがない人が相続したところで宝の持ち腐れになってしまいます。

そうするとやはり誰かに売却したほうが良いのではないか…と思う様になるでしょう。
そこで問題になってくるのが農業委員会で、どれだけ安くても良いから売却したいと思っていても農業委員会が許可を出さない限りは売却の手続きができません。

こういった財産もあるので相続の際には注意が必要なのです。