相続を放棄したい - 農地・山林って相続ではどうなるの?

HOME » 農地の相続手続き » 相続を放棄したい

相続を放棄したい

遺産相続をする人の中には財産を相続したくないと考えている人もいると思いますが、そういった人たちはどのような理由から相続を放棄したいのでしょうか?
まず財産を相続したくないケースとはどんなときなのかいくつか例をあげてみましょう。

ひとつめは相続することによって自分に借金の返済が迫られる場合で、これは被相続人の残した財産がプラスの財産よりもマイナスの財産が多かったときに考えられます。
遺産相続と聞くと自分にプラスになる財産のみ相続すればいいと思われているかもしれませんが、実はそうではなくプラスになるものもマイナスになるものも相続の対象になります。

プラスの財産となるのはマンションやアパート、ビルといった建物や宅地、農地、建物、店舗、オフィス、居宅、あるいは借地権、借家権といった不動産や不動産に関する権利や現金、預貯金、株券、貸付金、売掛金、小切手などがあります。
ほかにも自動車、家財、船舶、骨董品、宝石、貴金属、美術品といった動産、ほかにも電話加入権、ゴルフ会員権、慰謝料請求権、損害賠償請求権などがあります。

次にマイナスの財産となるのは借金、買掛金、住宅ローン、小切手といった負債、未払いの所得税と住民税、その他未払いの税金、未払い分の家賃と地代、未払い分の医療費などがありますから、こちらのほうが多くなってしまうと当然相続することによって返済義務が生じてしまいます。
ふたつめはたとえプラスの財産でも農地や山林のように特殊な土地の場合、たとえ相続しても維持していくことが難しいケースがほとんどですし、売却の手続きも通常の不動産とは異なるため、放棄する人がいます。

特に農地の場合は農業委員会によって管理されているため、手続きが面倒なので相続したくないという人がけっこう多いみたいです。
ついでに相続の対象にならない財産もお伝えしておくと生活保護受給・国家資格・親権・罰金など、香典、弔慰金、葬儀費用、生命保険(受取人指定方法による)、死亡退職金、遺族年金など、墓地、墓石、仏壇、祭具、系譜といったものがあげられますので、これらは相続財産の計算から除外してください。

相続を放棄する場合は被相続人が亡くなってから3カ月以内に手続きを行わなければならず、裁判所で行います。
相続放棄の書類はテンプレートがインターネット上から無料ダウンロードできますので、まずはそちらに目を通してみるといいでしょう。

加えて専門家と一緒に進めていくと安心です。