農地の相続 - 農地・山林って相続ではどうなるの?

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農地の相続

遺産相続はいろいろなな財産を相続する可能性があり、相続人自身も予想がつかなかったものが相続財産になることもよくあります。
また、財産というのは分かっていたけどそれをどのように相続するのか分からないというものも多く、この点は相続財産が発生するのであれば早めに確認しておいたほうがいいかもしれません。

遺産相続のときによくある相続財産として土地がありますが、中でも農地はほかの土地とは少し性質が異なりますので注意する必要があります。
農地は耕作を行っている土地のことを指しており、こういったところは農地法によって管理されています。
農地法とは農業を維持していくことを目的にした法律で、名義変更や売買の際にも重要なカギを握る法律ですから、農地を持っているところはスムーズな相続にするためにも農地法について学んでおいたほうがいいでしょう。

それでは農地を相続するときにはどのような流れになるのかと言うと、まずはすべての財産を明らかにして誰が相続人となるのか確定しなければなりませんから、戸籍調査と財産調査を行います。
それが終わって法定相続人と相続財産が明らかになったら遺産分割協議を開き、どの財産を誰が相続するのか協議して決めます。
当然その中に農地も含まれていますから、このときに誰が農地を相続するのかも決めます。

相続人が決まったら農地のあるエリアの管轄の農業委員会へ届出をして名義変更を行う旨を伝えなければなりませんが、届出人は相続等により農地を取得する人が行い、農地取得を知った日から概ね10ヶ月以内のところで届出を出します。
もし届出をしなかったり、虚偽の届出をした場合には10万円以下の過料に処せられますので注意してください。

農地には純農地・中間農地・市街地周辺農地・市街地農地の4種類があって、それぞれ評価額の計算が異なります。
純農地と中間農地の場合は倍率方式と呼ばれる方法で計算しますが、その式は「評価額=固定資産評価額×倍率」となります。
市街地周辺農地は農地を市街地農地とした場合の価額の80%に相当する金額として、「農地評価額=市街地農地価額×80%」の計算式に当てはめて評価します。
市街地農地は「評価額=(農地が宅地だとした場合の1㎡当たりの価額-1㎡当たりの造成費の金額)×地積」の計算式で出します。

そしてもし相続が難しい場合には放棄することも可能ですが、相続を放棄する場合は被相続人が亡くなってから3カ月以内に行わなければなりません。