農地相続で必要な届出 - 農地・山林って相続ではどうなるの?

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農地相続で必要な届出

農家だった親が亡くなったときなど、相続財産には農地が含まれる可能性が非常に高いです。
しかも農地の相続は特殊で、届出が必要です。
これを知らないとあとで罰金を取られて大損することがありますから、自分が農業をやっていなくても、周りに農業をやっている方がいるなら、ぜひ知っておきたい内容です。

その届出とは、自分が新しく農地を相続したということを伝える書類です。
このような届出が必要になるくらい農地は特殊な土地で、単なる不動産との扱いではありません。
取得には許可が必要ですし、それを相続によって手に入れた方もこのような届出が義務となっています。

もしこれをしなかったらどうなるのでしょうか。
このときはなんと罰金があります。
金額は10万円以下ですから払えないほどの大きな罰金ではありませんが、届出を1枚忘れただけで課せられる金額としてはかなり高いでしょう。
ちなみに届出もすればいいのではありません。
結果的に内容がひどく間違っており、虚偽の内容を届け出たと判断されたら、同じく10万円以下の罰金となります。
農地を相続するときは非常に大事な届出となるため、必ず作成してください。

この書類はどこでもらえるのかというと、その農地を管轄している地元の農業委員会などです。
その委員会のHPからダウンロードできることがありますから、地元の農業委員会のHPを一度チェックしてみてください。
提出先もこの委員会となります。

書類に書く内容は、その農地を相続した方の住所氏名、今回相続した土地の所在地や面積などの詳細情報、その土地を相続した日づけや委員会による斡旋の希望の有無などです。
委員会による斡旋とは、農地の扱いに慣れていない方がその土地を取得した場合、うまく管理できなくて荒れた畑にならないように、委員会がしてくれるサポートのことです。
このような管理を適切に行い、食料自給率を維持するのがこれら届出の目的となりますから、管理に自信がないときは斡旋を頼むとよいでしょう。

この届出の提出期限は、被相続人が死亡したことを知ってから10か月以内です。
それほど期限が短いわけではありませんが、相続直後はいろいろと手続きが多いため、あとにしようと思っているとそのまま忘れてしまい、罰金を食らう可能性があります。
農地に関する届出には許可制になっているものもあり、申請した内容が審査され、結果的に却下されることもありますが、農地の相続でそのようなことはありません。
出せばほぼ必ず通るただの事務手続きですから、早めにやっておくとよいでしょう。